「ローワンと魔法の地図」
エミリー・ロッダ 作
さくま ゆみこ 訳
あすなろ書房
カタカナが苦手なので、どうしても外国文学は敬遠しがちです。「あの物語おもしろいよね」と友人と話している途中で、自分が主人公の名前を間違って読んでいることに気付くことがよくあります。
しかし、カタカナのことはあまり気にならず、一気に読めたのは、それだけ面白い物語だったというのもあるでしょうが、それ以上に翻訳家の力もあるのだと思います。
特に、この物語のキーワードは謎めいた言葉で綴られた「詞」です。
ペンネームが自身の祖母のものだったり、娘に語っておはなししたものがもとになっているなどのエピソードも気に入りました。
そういえば、物語に出てくるキーワードが私のニックネームのひとつと同じでもあるので、なんでもつながりを持たせたくなるホンノハシとしては、ここにご縁を感じぜずにはいられません。
全5巻出ているようで、続きを読むのが楽しみです。