「ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎」
堀井憲一郎 著
文藝春秋
調べ物と言えば,インターネットで簡単に何でも検索できますが,この方は自分の足,手,目を使って調査をします。もちろん,アルバイトさんの協力もあってですが。
アンケートなどという安易な方法も極力とらず,対面式で話を聞いていく「インタビュー方式」をとるので,莫大な時間を使っています。
しかも,その謎が,解けたからと言ってどうでもよいものばかりというのがまたいいではないですか。
他人の暗証番号が,どういう経緯で決まったかがわかったからと言って,「へえ~それで?」ですよね。
そう言う,肩の力が入っていそうで入っていないところがとても魅力的です。
どうでもいいことだけれども,調査方法は至って真面目です。
調べ物学習で,パソコンを使って検索して,プリントアウトして,はい終わり…の今どきの小学生に読んでもらいたいです。読めないか。じゃあ,せめて先生に。
図書館にキッチンスケールを持ちこんでの調査…アルバイトとして参加したかったなあ。