「父の縁側,私の書斎」
壇ふみ 著
新潮社文庫
壇ふみといえばNHKの連想ゲームでクールに正解を当てる人とのイメージが強いのですが,本業は女優さんでエッセイストでも有名なお方なのですね。
私は最近縁側とコミュニケーションの関係に興味を持っているので,題名を見てすぐに「ああ読んでみたいなあ」と思いました。
この本,実は,先日私が参戦したビブリオバトルの後に開催された,首都決戦の地区予選会で紹介されたものです。
バトラーさんは縁側にとても憧れていて,この本に描かれている家族とか家がとても良いなあと感じているそうですが,今の自分の家は好きではないそうです。なぜ好きでないのだろう…と本の中身よりもそちらのほうが気になってしまいました。
著者も縁側は大切であると本書の中で述べています。
私が別荘を建てるとしたら,断然目玉は「縁側」です。あっ,「庇」も…そうそう「囲炉裏」も…「土間」も欲しい…。目玉が多すぎますね。
余談ですが前述の学生バトラーさんが本の一節を読んでくれたのですが,よく通る声で心地よかったので,機会があったら絵本の読み聞かせや素話などに挑戦してみてもらいたいなあと思いました。