「塩の街」
有川浩 作
角川文庫
これが有川氏のデビュー作だそうです。
家族に「おもしろいよ」と薦められて読みました。
ライトノベルらしい読みやすく面白い物語で,一気に読みました。
有川氏は戦闘オタクなのでしょうか?もしくは自衛隊マニア?
彼女の書く小説が押しも押されぬ人気であるということは,平和主義の日本が変わりつつあるから故のような気がします。
「憲法改正」と聞いてもいまいちピンとこなかったのですが,人気小説を読んで,時代の風を肌に感じ身震いしてしまいました。
私はとかく怖いことには目をつぶって避けて通る傾向にあるのですが,そうは言っていられません。
おはなし会などでも積極的に「戦争は恐ろしいものである」ということと「平和というものは当たり前にあるものではなくて,意識して守らなくてはいけないものなのだ」ということを訴えていかなくてはいけない時期に来ているのかもしれません。