過去のイベント

大人のためのブックトーク

日時 2018年1月8日(月・祝)15:30~16:00

場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

テーマ しかけ

対象 大人

参加者 大人4名 

 今回のテーマは「しかけ」なので,「タネもしかけもありません」の口上で始まる「新春マジックショー」から。オープニングテーマは♬オリーブの首飾り♬です。

 簡単にできるマジックなので,皆さんにもやっていただきます。

 紹介するのは『考える力と表現する力を身につけよう! 演じて楽しい科学マジック』日経BP社です。この本で紹介しているマジックは,多くの人がそうしがちな現象や自然の現象を利用しているため,たねやしかけがあるようなないような…。

 「しかけ」と言えば,とび出す絵本のような仕掛けを思い浮かべる人が多いのではと思います。しかけ絵本の代表的なものにロバート・サブダの作品があります。

 ここで,サブダの作品『恐竜時代』をお見せしたかったのですが,タイミングが合わず準備できなかったので,その代わりに『ロバート・サブダ&マシュー・ラインハートPOP‐UP絵本ミュージアム』を紹介。この本にはしかけ絵本の歴史からサブダの少年期の作品,メイキングなどいろいろ盛りだくさんな内容が詰まっています。

 しかけ絵本には「とびだす」ものだけでなく「うごく」ものもあります。『ギャロップ‼』はサブダのしかけ絵本とは対照的にとてもシンプルなしかけで絵が動きます。

 同じくシンプルなしかけ絵本としてご紹介したいのが,駒形克己作の『BLUE TO BLUE』『YELLOW TO RED』『GREEN TO GREEN』です。

 これらは紙の色や質感を利用したとても美しい本で,とても心が癒されます。電子書籍では味わえない世界…是非お手に取ってご覧いただきたいです。

 本屋さんなどでは,本を手に取って皆さんにどうにかして買ってもらおうと,いろいろとしかけをしていると思うのですが,思わず手に取ってみたくなるような仕掛けのある装幀の本があります。それらをまとめたのがこちらの『しかけのあるブックデザイン』です。

 私が一番印象的だったのは,トイレットペーパーの形をした本です。

 それから,この中で紹介されている『粒子』という本を図書館で借りることができたのでお見せします。

 『Particle of mina perhonen 粒子〈普及版〉』は「ミナ・ペルホネン」というレディースのファッションブランドが展示会を行ったときのパンフレットを書籍化したもので,ブランドコンセプトや作品をまとめたものです。

 ページがすべて袋とじになっていて,その内側がペパーミントグリーンになっているので,本をめくるとその色が表側に反映して,明るく光っているような感じになります。これも,めくってみなければわからない,電子書籍では体験できないしかけです。

 本を作る側が様々な「手に取ってもらう」しかけを考えているように,図書館でもてにとってもらう「しかけ」をくふうしていると思います。私も仕事柄日々,子どもたちにどうやって本を手に取ってもらおうかと頭を悩ましているのですが,こんな楽しい仕掛けがあるのなら,子供たちはきっと手に取ってくれるだろうという本を見つけました。それがこちら『宇宙スパイ ウサギ大作戦』です。ページの左上にパラパラ漫画があるのです。これなら,子どもだけでなく大人でも,手に取ってみたくなりますよね。ただし,パラパラやっているだけではぜったいに本の中身は読んでもらえないので,読んでもらう仕掛けはまた別に考えなくてはいけませんね。

 手に取ってみたい,読みたいなどという「心」のことははっきりと解明できないのですが,それを能の動きや現象から探っていこうという「認知行動科学」という研究分野があるそうなのですが,そういった研究を行っている佐藤雅彦,斎藤達也の著作に『指を置く』があります。佐藤雅彦氏は「だんご三兄弟」や「ピタゴラスイッチ」をプロデュースした方というとピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 副題は『平面グラフィックの上に指が関与すると、どういうことが起きるか。』本という出来上がったメディアの中に,自分の存在「指」が登場した時にどのようなことが起こり,どう解釈が変わるのか…難しいのですが,これも実際に手に取ってやってみると,何となくわかっていただけると思います。

 次に紹介するのは恩田陸作『ドミノ』―登場人物が27人と一匹もいる物語です。それぞれの登場人物の物語が語られるのですが,これらの登場人物が,知らず知らずのうちにある一つの仕掛けられた大事件に巻き込まれるという,パニックコメディミステリー小説と言えましょうか。とてもスピーディーなまさにドミノ倒しのような物語の展開に引き込まれ,一気に読まずにはいられない楽しい小説です。

 次は韓国の昔話の絵本『トッケビのこんぼう』を紹介します。この絵本は正直な若者の「はじめのはなし」が表表紙から,欲張りな若者の「つづきのはなし」が裏表紙から始まって,ちょうど絵本の真ん中でふたつのお話が終わるという仕掛けになっています。

 「しかけ」をテーマにしたブックトーク,皆さんが日ごろ手に取らないようなジャンルの本の面白さを知るきっかけになればと思っているのですが,誰もが知っている昔話を「しかけ」という視点で読んでみると,また,新しい発見がありますよ。

 だれもが知っているあのお話,実はこんな「しかけ」があったのではという発想からかかれた絵本を最後に読み聞かせしたいと思います。毛利まさみち文・絵『ももの里』です。

 最後に,ブックトークをお聞きくださった方に特製「しかけのあるしおり」をプレゼントしました。

 どんなしかけかご興味がある方はホンノハシのフェイスブックページで種明かししますので,のぞいてみてください。

 今回は知り合いの方ばかりだったのですがおひとり、「たまたま図書館に来て『今からブックトークをします』という館内放送を聞いて参加してみました」という方がいらして嬉しかったのと,「そういう新規の方はなかなかいないから良かった」と図書館の方が言ってくださったので,さらに嬉しく感じました。

  来年もお声がけくださるかしら…?

大人のためのおはなし会

日時 2015年11月29日(日)15:00~15:45

場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

対象 大人

参加者 大人約14名 

手回しオルゴールの演奏で、大人のためのおはなし会、はじまりはじまり~。

14名の方々がご参加くださいました。

ご参加くださった方から「来てよかった」とうれしいお言葉もかけていただきました。

台本とプログラムをアップしましたので、ご参考まで。


大人のためのおはなし会2016.pdf
PDFファイル 834.3 KB
大人のためのおはなし会プログラム3.pdf
PDFファイル 393.4 KB

ブックトーク「宮沢賢治の作品」

 6年生を対象に、宮沢賢治の作品のブックトークを行いました。

 対象作品は『どんぐりと山猫』『セロ弾きのゴーシュ』『ツェねずみ』『なめとこ山の熊』です。

 ブックトークの後、読みたい作品を選んだそうですが、どの子も積極的に選んだそうで、ブックトークの効果が少しあったのでしょうか。人気は『ツェねずみ』『セロ弾きのゴーシュ』だったそうですが、後の2作品を選んだ児童もいたと聞いています。

 みんなどんな「読み」をするのか楽しみです。

 台本などをアップしましたので、ご覧ください。

6年生 宮沢賢治 ブックトーク.pdf
PDFファイル 234.8 KB

なつやすみとくべつおはなし会2015

場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

日時 8月21日(金)15:00~15:35

対象 小学生

テーマ「五感」

参加者 子ども3名、おとな4名


オープニングはでんでん太鼓です。



今日のテーマ「五感」について、低学年の子にもわかるように説明します。

 


怪獣の卵のような「アボカド」

「なんだかわからないものが目の前にあったら、よ~く見たり、においをかいだり、さわったり、音がしないか振ってみたり、もしかするとぺろりとなめてみたりしませんか?こんな時に働くのが人間の『五感』です」




「きく」で「いとでんわ」

 実際に糸でんわを体験してもらいました。思ったより音がいいのに自分がびっくりしました。


「あじわう」で「つるばら村のパン屋さん」

 いろいろなパンが出てくるので、どんな味がするか想像しながら読んでください。


「かぐ」では「地雷のない世界へ はたらく地雷探知犬」

 人間の一億倍も嗅覚が優れているという犬の性質を利用しています。「今まで失敗した事故がない」というのが印象的だったと、司書さんから後で言われました。


「さわる」では「さわるめいろ」と「いろいろさわってみよう」

 「さわるめいろ」は視覚障碍者はもちろん、健常者でも楽しめるところがみそだと思います。学校の図書室では高学年の男子に大人気でした。


「みる」では「こんにちは アカギツネ」の視覚トリックを楽しんでもらいました。


テーマが少々難しい設定でしたが、あくまで切り口にすぎないので、「いろいろな本があるんだなあ、楽しいなあ」と思ってもらえればまずまず成功だと思っています。

親子での参加者が、「いとでんわ」を早速借りて行ってくれました。





←司書さんが素敵なプログラムを作ってくださいました。

大人のためのおはなし会

 日時 2014年11月29日(土)15:00~

 場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

 対象 大人、小学生以上のこども

 参加者 大人約10名 こども約3名

オープニングは手回しオルゴールで。

演奏したのは「こもりうた」という曲です。

歌詞が「むかし むかしの そのむかし」と始まるので、今回のおはなし会にはぴったりかなと思い、選曲しました。

やさしい音色が響き、会場内の空気が和むのにも一役買ってくれました。

プログラム1番は、子供にも受けのいい「ももたろうクイズ」です。

「おばあさんが川で洗濯をしていると…………とモモが流れてきました」の「…」の部分を考えるクイズです。

全員一致で「どんぶらこ どんぶらこ」とのことで、はたして正解なのかをいろいろな人が書いた「ももたろう」を紹介しながら調べていきます。

今回は芥川龍之介の書いた「桃太郎」も紹介し、冒頭部分を朗読してみました。

言葉遣いが少々難しくもありますが、さすが純文学、言葉が心に残ります。ぜひ、皆さんも声を出して読んでみてください。

        

そして、数ある「ももたろう」の中から、私の好きな「ちょい悪ももたろう」のでてくる「ももたろう」を読み聞かせしました。

プログラム4番は素話で「かしこいうさぎのはなし」を。

とても短い話ですし、通勤電車の中で口パクで何度も練習したかいあって、間違えずになんとか終えることができましたが、後で写真を見る限り、超緊張していて表情が硬いです。

素話を終え肩の荷が下りたところで、朗読王子こと三留さんにバトンタッチ。

熊本弁をネイティブの発音で「てんぐのかくれみの」を朗読していただきました。

イキイキとした方言と時折ジェスチャーも交え、本当に楽しそうに読んでくださり、聞いているこちらも楽しくなります。それに、なんといっても声がすてき!!

さて、あっという間に30分ほどたってしまい、ずっと座って聞いてくださるのも疲れてきたころでしょうから、軽い体操や手遊びを挟み、いよいよプログラム最後です。

今度は今西祐行の児童文学「ハマヒルガオの小さな海」をしっとりと落ち着いた雰囲気で朗読していただきました。

ラジオドラマを聞いているような気分になりました。

三留さんの朗読ライブ、ぜひまた企画したいものです。

今回、神奈川図書館では大人向けのおはなし会は初めての試みということでしたが、お天気が悪いにもかかわらずまずまずの集客でしたし、皆さんに「おはなしの世界」を楽しんでいただけたと思います。

「また来年も!」とのうれしいお言葉もいただけました。

公私ともにお忙しい時期にもかかわらず、朗読を快くお引き受けくださった三留さんに感謝です。


第2回 ホンバタカイギ開催

 日時 2014年9月28日(日)12:00~

 場所 17(いちなな)CAFE(淵野辺)

 囲んだ本 「博士の愛した数式」小川洋子 新潮社

 参加者 5名

 当日の模様は「ホンバタカイギ」をご覧ください。

夏休みとくべつおはなし会開催

場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

日時 8月21日(木)15:00~15:40

対象 小学生

テーマ「木」

まずは「木」の生え方によって,あるいは木が切られて身の回りの製品になるまでのあいだ,よび方が変わり数え方も変わるという話をして,『数え方と単位の本4』を紹介しました。

 

次は木の板を一枚見せてクイズです。

「この木の板から何ができるでしょうか?」

「おはし」「まな板」…と声は上がりますがなかなか当たりません。

「実は2枚を合わせると…」と,もう一枚の板を合わせて見せたら「えんぴつ!」とすぐにわかってしまいました。

紹介する本は『いっぽんの鉛筆のむこうに』です。

 

このあと紹介する『木をかこう』の前ふりとして,鉛筆と紙を配り,ここでちょっとお絵描きタイムです。

「木の絵だったら自由に描いていいですよ」というと,みんな集中して描き始めました。5分間ではとても足りない様子です。

「木でできているモノでもいいですよ」と言ったら,将棋盤を描いた男の子もいました。「蝉も」「人間も」と世界がどんどん広がっていくようです。

この「木をかこう」というテーマでワークショップをやったら面白そうだなと思いました。

「せっかく描いた絵はおうちの人やお友達に見せてね」といったら,とたんにみんな「こんなの親には見せられない」としまい始めたのには笑えました。

 

さて,木の枝の広がりに目が向いた後,「見えない土の下はどうなっていると思いますか?」との問いに,「根っこ」とたくさん声が上がります。

「そう,だから木は風が吹いてもびくともしないのだけど,その根っこを自分で引き抜いて,あるきだした木のお話を紹介します」と言って『あるきだした小さな木』を紹介しました。

この本はとてもきれいな絵が描かれていたり,読めば読むほど深~い話なので,子どもだけのものとしておくのはもったいない!是非とも大人の方にも読んでもらいたい一冊です。

女の子がとても気に入ってくれたようで,「借りていきたい!」と言ってくれたのはとても嬉しかったです。

 

いよいよみんなのお待ちかね,手品の時間です。イベント告知にも書いてあったので,これを楽しみに来てくれた子もいたようです。

新聞紙に切りこみを入れてそれをのばした物を木に見たてる,スタンダードな手品です。

「剣みた~い」「え~ただの新聞紙じゃん」「それだけ~」と否定的ではありますが,反応があると嬉しいですね。

そして『ことばのくにのマジックショー』をしょうかいしました。今日の一番人気の本となったようです。

 

 

最後は木の話がわかる不思議な頭巾『ききみずきん』の絵本を読み聞かせして,夏のとくべつおはなし会が終了です。

来年も開催できるとよいです。

 

 

夏休み特別おはなし会2014 テーマ「木」台本
夏休み特別おはなし会2014テーマ.docx
Microsoft Word 18.0 KB
神奈川図書館の司書さん作のプログラムです
神奈川図書館の司書さん作のプログラムです

一日本棚(イチジツホンダナ)を開催しました。

展示風景
展示風景
一日本棚展示本リスト
「さくら」をテーマに集めた本を展示し,自由に閲覧
できるようにしました。
展示本リスト 2014.03.30.docx
Microsoft Word 12.4 KB

さくらしおりおみくじ 桜のスタンプを押したしおりおみくじを引いてもらいました。さて,今日の運勢は?

しおりづくり 使用済みの封筒や包装紙を使ってしおりを作りました。仕上げに桜のスタンプを押して,桜のしおりが完成です。

ブックトーク「さくら」
展示本より,さらに数冊の本を選んで,クイズやプチワークショップなどをとり混ぜたブックトーク(本の紹介)を行いました。
ブックトークプログラム 2014.03.30.docx
Microsoft Word 11.4 KB

 足元が悪い中,お越しくださった方々,ありがとうございました。

 しおり作りやしおりおみくじは定番のプログラムとして,今後も「一日本棚」を,いろいろなところで開催していきたいと思っています。

 どうぞよろしくお願いします。

 

 

ビブリオバトル in 有隣堂 2013チャンプ大会

横浜の老舗書店「有隣堂」で行われたビブリオバトルでチャンプ本バトラーとなった7名が結集し,チャンプバトルを行いました。私もバトラー参戦しました。

娘さんと奥様と3人でファミリービブリオバトルをされるというSさんによる「99%ありがとうALSにも奪えないもの」(藤田正裕) とても落ち着きのある説得力ある話しぶりでのプレゼンは,わかりやすく興味をそそりました。着ているTシャツも本にちなんだものというにくい演出もありました。1%が気になり,読みたくなります。この本がチャンプ本となりました。

ネット古本屋さんを営んでいらっしゃるHさんは「月は無慈悲な夜の女王」(ロバート・A・ハインライン) SFの古典作品で,アニメ作品にパロディで登場する場面などがあるそうです。「持続性のない経済」というキーワードを聞いて,読んでみたくなりました。

 私は高校生の時に先生に勧められて以来,ずっと手元に置いている一冊「パパラギ」 今回も特に台本は用意しなかったのですが,言いたいことはすべて時間内に言えました。動画を見返すと,まだまだ改善すべき点はたくさんあります。特に話し始めの言葉がはっきりせず,語尾が強くなる話し方は直そうと思います。それに何より表情が硬い!でも,部屋の片づけの話をからめたプレゼンで,会場に笑いを起こすことができたので,そのことでは満足しています。

Yさんは「ひらめきの法則」(高橋誠) 著名人のひらめきのヒントが集められた本です。星新一のエピソードは特に読んでみたいと思いました。この本を読んでから「文句は口に出さない」というポジティブシンキングを心がけるようになり,仕事のプレゼンなどでも頭が冴えてきているそうです。

見かけによらず1人旅をするという骨太なUさんは,一年前の斜陽館目指して寝台列車に1人乗った自分に向けて送りたい本として,太宰治「人間失格」を。 高校生の時は自己投影してしまい,気分が悪くなって途中までしか読めなかったそうです。今は主人公の「道化となって生きる」という意味が理解でき,そういうのも「あり」なんだと思うと,気持ちが少し軽くなったそうです。

私は最近太宰治作品を「面白がって読む」ことを発見したのですが,Uさんのようにしっかり真面目に向き合って読む人に対しては,少々失礼かなあなんてことを思いました。

朗読王子のMさんは「友達100人できるかな」 36歳の主人公に,宇宙人の侵略を防ぐために課せられたミッションは,自分が小学校3年生の頃に戻って「友達を100人作る」こと。はたしてミッションをやり遂げることができるのかというお話し。漫画です。今回は朗読なしで挑戦しようと決めていたそうですが,案の定質問タイムで「朗読してください」のリクエストがでました。あたふたと慌てる姿は,想定内のパフォーマンス…ではなかったようです。

チャンプバトルだっただけあって,皆さん素晴らしいプレゼンで,時間がたつのが非常に速く感じました。

質問もなかなか面白かったです。

いつもバトルのあと感じるのですが,本は勿論,バトラー自身にもとても興味を持つので,ゆっくりバトラーたちと話す時間があればよいのになあと思いました。

バトル後のバトラー座談会なんていうのがあったら面白そうです。

 

ビブリオバトル at 6次元 vol.3

非常に魅力的な「場」である荻窪の「6次元」で開催されたビブリオバトル(Tokyo Biblio主催)にバトラー&観覧参加しました。

 第一バトル,第二バトル共にバトラー5名,観覧約15名

 

第一バトル

Iさん「月山・鳥海山」森敦著 6次元は村上春樹作品のファンが多く集まるブックカフェだそうです。そこからこの本へ移っていく話が面白かったのですが,村上春樹作品にいつも裏切られている感を感じさせられている私は,冒頭から軽いショックを受け,メモをとるのを忘れてしまいました。もう一度その辺の話を伺いたいです。もちろん本にも興味を持たせられ,一票入れました。

Mさん「猫が背筋をのばすとき」杉作 のらボスネコの「ノブナガ」と女の子のお話。「全ページカラーにしてはお安い!」なんてこともアピールポイントになるんですね。ノラネコのことがいろいろわかってくる本だそうです。

Iさん「リアル13巻」井上雄彦 車いすバスケットの話のはずが,この13巻はプロレスの話が満載だそうです。そして,プロレスが好きなIさんならではの,プロレスにまつわる興味深い話がプレゼンに満載されました。「一流のプロレスラーは箒とでも格闘できる(だったかな?)」というどなたかの話の引用が気になりました。プロレスはスポーツではなくてパフォーマンスだということでしょうか。余談ですが,先日駅のエスカレーターを,介助者なしで車いすに座った方が上って行きました。両手でしっかりと手すりをつかんでです。嘘のような本当の話です。

そして私「大暗室」江戸川乱歩著 「6次元」というネーミングから妄想した世界観は,実は大きな私の勘違いだったのですが,勘違いしたままに思い浮かんだのが江戸川乱歩,そして,6次元のある「荻窪」がでてくるという二つの大きな理由でこの本になりました。またもや台本を用意せず,前置きの説明ばかりになってしまい,この本の面白さを伝えられませんでした。アドバルーンのこと,手塚治虫の「mow」のこと,「時計仕掛けのオレンジ」のこと…。6次元さんが興味を持ってくれたのは嬉しかったです。後程,「言いたかったことをまとめた台本」をここに載せますので,ご興味ある方はお読みください。

Sさん「東京地理地名地図の謎」「こう見えても社会人一年生なのですが…」という冒頭の言葉が,なぜだか印象的でした。運動不足解消→散歩→地名などのことが気になる…という理由で手に取った本だそうです。
おススメの散歩コースなど聞いてみたいなと思いました。バトルが終わった後に,お勤め先が東京都で,新人研修で初ビブリオバトルを体験されたという,興味深い話がありました。バトルの後,もっとゆっくりバトラーの皆さんとお話ししてみたいものですね。

 

チャンプ本は「月山・鳥海山」に決定です。

 

第2バトル

Mさん「勝ち抜く力」ちょうど冬のオリンピック開催中で,都知事選の翌週ということを踏まえて選書されたのでしょう。元東京都知事が東京オリンピック招致に向けたプレゼンの極意と裏話をまとめた本の紹介とは,とても旬です。「でも,いろいろあって任期途中で辞任した元都知事は,結局勝ち抜けなかったのではと思うのですが,その辺はどう思いますか」という質問が出たのですが,あの質問は想定内だったのでしょうか。想定内だったとすれば,バトラーさんはかなり鋭い仕掛け人だと思います。

 Yさん「タテ書きはことばの景色をつくる」 鉛筆の持ち方にも縦書きしやすい持ち方と横書きしやすい持ち方があるのには驚きました。文字を風景ととらえるとはどういうことなのか,実際に本文を読んでみたくなります。ということは,タテ書きという概念をそもそも持たない人の方が地球上には多いということですよね。それなのに横にも縦にも書けちゃう日本人ってすごいなあと思いました。

Tさん「かつて誰も調べなかった100の謎」堀井憲一郎著 週刊文春の名物連載「ホリイのずんずん調査」の集大成の本だそうです。長年にかけて誰も調べなかったどうでもいいこと,くだらないことにスポットを当て,大真面目に調査してるところが面白いところだそうです。私もどうでもいいことが気になって,メーカーのお客様相談室に電話をかけたりする事がありますが,この本を読んで,大真面目な調査の極意を学びたいと思います。票はこの本へ入れました。

「談談妄想」谷尻誠著 何人かの有名人と谷尻氏が「住んでみた家」について対談し,それをビジュアルに起こし,現実に立ち返って家を建てるという作業の妄想部分をまとめた本だそうです。妄想好きとしては気になります。私は谷尻氏の名前をこのときはじめて聞いたのですが,あちこちでイベントをプロデュースしたりしているそうで,いわゆる売れっ子建築家なのですかねえ。実際にはどんな建築物をつくっていらっしゃるのか,「新建築」などで探してみようと思います。

Sさん「境界を生きる」 毎日新聞の連載をまとめたものだそうです。ここで言う境界とは「男と女」でもあり「生と死」でもあるとのこと。非常に重たいテーマでもありますが,そういう境界で苦しんでいる方がいるということをしっかりと知るには,この本を読むことはとてもいい機会だと思います。でも,この場では「読みたい」とは思いませんでした。でも,心にとめてあるので,ちょっとしたきっかけがあればページをめくると思います。ビブリオバトルではこういう問題提起もできるのですね。奥が深いです。

チャンプ本は「境界を生きる」に決定です。

会終了後,そのまま「6次元」で,友人とたっぷり2時間はまったりしてしまいました。また,ぜひ行きたい場所です。

ビブリオバトルat八王子北野 vol.1 入門講座&体験」

BiblioEi8htさん主催のビブリオバトルにバトラー&観覧参加しました。

 

エキジビジョンバトルやビブリオバトル誕生の由来,ルール説明の後,参加者で体験バトルをしました。

参加者は幅広い年齢で,大人に交じって小学生,中学生,高校生もいて,なかなか貴重なバトルが体験できたかと思います。

ビブリオバトルではあまり台本を作って臨むことをよしとしていないようなので,今回は台本なしのぶっつけ本番で挑戦してみました。

言いたいことがいえず,何を言ったかも覚えていないので,やはり私には台本が必要かなと思いましたが,言えなかったことを補ってくれるような質問があり,助かりました。

ちなみに私は森絵都作「DIVE!!」を紹介しました。

票は一票ももらえなかったのですが,終了後に森絵都さん好きな方から声をかけてもらって,話がはずんだのが嬉しかったです。

そして,この企画は今回が初回とのこと。記念すべき第一回に参加できたことももうひとつの嬉しかったことです。

八王子にビブリオバトルの波が,本から生まれる波が,広がっていくことを願います。

 

ビブリオバトル in 有隣堂×SoLaBo:贈本計画ワークショップ★クリスマススペシャル

場所 一般社団法人SoLaBoオフィス内

日時 12月7日(土)14:00~

ビブリオバトル テーマ クリスマスに贈りたい本

        バトラー 6名

        観戦者 約20名

ワークショップ テーマ クリスマスに贈りたい本のカード作成

       

有隣堂さんとSoLaBoさんとのコラボ企画に参加してきました。

まずはビブリオバトルから…

まずはSさんの紹介する本「星の王子さま」(新潮文庫)。難しい本ばかり読んでいるご主人に贈りたいとのこと。ご自身は「いろいろあってピュアになりたい時に手に取った」というエピソードが印象的でした。私は池澤夏樹訳版を読んだことがあるので,読み比べてみたいと思いました。

お次はUさん。「ハウス・オブ・ヤマナカ~東洋の至宝を欧米に売った美術商」を紹介。日本の海外における美術の流れと山中一族の歴史がリンクする興味深い一冊です。美術関係のお仕事をされているのかと思いきや,身近に豹柄の服を着こなすパワフルな尊敬すべき女性がいて,彼女がこの山中一族の末裔であることを知り,そのパワーの根源をさらに追求したいとこの本を手に取ったそうです。この本と勉強熱心なUさんとパワフルヤマナカさんにも興味がわくプレゼンでした。

3番目は私。「皆さんはサンタクロースがいると信じていますか」との質問を投げかけてプレゼンをスタート。中学生の娘に贈りたい本「ボクは知っている」(講談社)を紹介しました。ページをめくるたびにドキドキするこの本を,クリスマスは大人になってもドキドキ楽しめるということを娘に知ってもらいたくて贈りたいと思い,選びました。今回は5分ぴったりで終わるはずが,ドキドキするのがおもしろさの本をドキドキしながら紹介した為,言いたいことが半分ぐらいしか言えずに時間がたっぷり余ってしまいました。カバーを外したりかけたりして時間稼ぎしてしまった…。なので,この記事の最後に台本を載せておきます。お時間ある方はお読みになってみてください。

次のTさんも小学生のお嬢さんに贈りたい本を紹介してくれました。それは「心をそだてるはじめての伝記101人」です。この本を選んだ背景に,素敵な親子関係が垣間見れて,心温まるプレゼンでした。ちなみにTさんはノーベル化学賞を受賞したキュリー夫人の伝記をお嬢さんに読んでほしいそうですよ。

5番目は片思いの彼に実際に贈ったという本を紹介してくれたMさん。紹介本は「すみれの花の砂糖づけ」という江國香織の詩集です。子どものころの楽しいエピソードを話すMさんを見て,「この人は周りの人にとても愛されて育ったのではないかなあ」と思いました。そして,そのMさんが想いを寄せている彼との恋の行方が気になります。着ていた洋服は文庫本の表紙イラストの色合いとコーディネートされていたのかしら。それとも偶然かしら。聞きそびれてしまいました。きっとまたお会いできると思うのでその時に伺ってみようと思います。

最後は八王子中央図書館のバトルでもご一緒させていただいたTさんによる「渚にて」(創元社文庫)です。「クリスマスの予定が立っていない人に贈りたい。あと3カ月で人類は滅亡すると聞いたらそれでいいのかとのメッセージを添えて」とのこと。この本を手に取ったきっかけがお母様の本棚から見つけたからだそうです。本の感想などをお母様と交わしたことがあるのか質問したかったです。TさんはSF小説が専門らしいのですが,本とは何も関係なさそうなことからグググッと聞いている人をひきよせていく話術は,ミステリー小説に通ずるところがあるように感じました。Tさんの話術,参考になりました。もちろん本もとても読みたくなって,今回はTさんに一票です。

そして投票タイムを経て,僅差とのことでしたがチャンプ本に選んでいただきました。ありがとうございました。

消化不良の発表にもかかわらずチャンプ本になったということは,やはり本が持つ力がとてつもなく大きいのだと思います。絶版本のこの本,帰ってから古書サイトで見たら画像がないにもかかわらず,最高で約20年前の値段の7倍以上の値が付いていました。びっくりです!

私はこの本を20年前に衝動買いして,今も手元にありますので(娘にプレゼントしたいといいつつ,そうと知ったら譲れません!),ご覧になりたい方はお気軽に声をかけてくださいませ。

よい本でも,しまっておいたらただの紙束ですからね。

その後はワークショップです。約20名の参加者それぞれが「クリスマスに贈りたい本」を一冊づつ持ちより,カードを作成します。そして,それを閲覧して,各自が持つ3票を投票するというものでした。

私は「ゆきのプレゼント」をいろいろな事情で立ち止まってしまった友人に贈りたいと思い準備しました。

私がこの絵本から受けたメッセージ,「待っていればきっといいことがあるよ。そして,願い事は必ず口に出して言うこと」をそのままカードに書きました。


本という一つのものでも,いろいろな切り口で思いがけない発見があり,その発見は1人では見いだせないということを再認識できたイベントでした。

 

最後に,発表するはずだった原稿です。

 

 今日のテーマは「クリスマスに贈りたい本」です。皆さんはサンタクロースがいると信じていますか?

 

 我が家ではサンタがいると思えばいるしプレゼントがもらえるけれど,サンタが居ないと思うともうサンタからプレゼントは届かないと言っています。我が家の娘は中学生。去年はサンタさんに手紙をかいたりしていましたが,本心を言うとサンタが来なくなってプレゼントがもらえなくなると思っているのか,本当のところどう思っているのか決して口にしません。

 

 そんな娘に贈りたい本を今日は皆さんに紹介したいと思います。

 

 紹介する本はこちら「ボクは知っている」です。

 

 物語の主人公は小学生の男の子,ボクです。

 

 クリスマスイブの夜に偶然目を覚まして,サンタのおじさんの顔を見てしまいます。サンタのおじさんはパパと同じ眼鏡をかけていました。それから家の中でサンタの名残を見つけたり,いろいろ思い出したりして,どんどんあることを確信していきます。

 

 そして,ボクは最後に何を知ってしまうのか,ページをめくるこちらとしてはドキドキの連続です。

 

 ですが,このドキドキ感が「ボクは知っている」の面白さで,この面白さは大人でないとわからないと思います。

 

 私は小学生一年生のクリスマスに,「ああ,サンタはいないかもしれないなあ」と思いました。それからはサンタからではなくて両親からプレゼントが届くようになったので,ドキドキするクリスマスはしばらくありませんでした。

 

それが,子どもができて,その子どもにサンタさんがプレゼントを届けてくれるようになってから,またまたドキドキしてクリスマスイブを過ごすようになりました。。

 

 サンタさんに欲しいもののリクエストの手紙を子どもに書くように言っても,なかなか書かなかったり。

 

 やっと書いたと思ったら,直前になって「ママ,欲しいものが変わったから手紙を書きなおした」とまさかの告白。サンタさん,どうするのだろうと他人ごとながらドキドキしました。

 

 それから,「去年のクリスマスは手紙に書いたものではなくて心の中で思ったものが届いたから,今年は手紙に書かずに心の中でお願いする」なんてことを言い出したり。さすがのサンタさんも読心術は心得てないだろう,とこの年もドキドキものでした。

 

 ある年のイブは,子どもが早く寝たと思ったら夜中にトイレに起き出してきて,枕元にプレゼントを見つけたのですが,私はまだ起きていていろいろと雑用をしていたので,「サンタさんに会ったか」「サンタさんはどこから入ってきてどこから出て行ったのか」「サンタさんはどんな感じだったか」と,夜中に質問攻めにあいました。私はサンタさんが来たのは全く気付かなかったので,そのことを話したのですが「そんなはずない」となかなか納得しないようで困りました。

 

 サンタさんが来るかな,何をくれるかなと子供のころはドキドキするのがクリスマスの思い出ですが,大人になってからは違ったドキドキ感を味わえるのが,クリスマスの良さではないかと思います。

 

 娘はまだまだ子供ですが,クリスマスに関しては大人の仲間入りをさせてあげて,この大人のドキドキ感を知るのも良いかなあと思い,この本を贈りたいと思いました。

 

 シンプルな文章が日本語と英語で書かれています。中学生になって英語を本格的に学習し始めたので,そんなことでも興味を持ってくれるのではないかと思います。

 

 クリスマスに娘に贈りたい本,神山ますみさん作の「ボクは知っている」を紹介しました。(終)

 

ビブリオバトルat八王子中央図書館 バトラー参加

場所 八王子中央図書館 子供の部屋

日時 11月17日(日)13:00~

テーマ 子供の本

バトラー 7名

観戦者 約20名

 

八王子中央図書館で初めて行われるというビブリオバトルに参加してきました。

テーマは「子供の本」なのに,観戦者はほとんどが大人です。

私はくじ引きで一番最後に発表となりました。

トップバッターは黒一点のTさんによる『「希望」という名の船にのって』の紹介です。これは,大人向けの本を子供向けにリライトされたSF小説だそうです。SF小説は大人も子供も楽しめるものが多そうですね。
「どんな船かというと…」といって見せてくれた飛行船の挿絵と船の内部の見取り図で,ぐぐっと興味をひかれます。

2番目はビブリオバトルに関する本を出版予定だという出版社のUさん。「皆さんの中に家出をしたいと思ったことがある人はいますか?」という質問から入って紹介してくれたのは「クローディアの秘密」です。もちろん,(私を含め)ほとんどの人が手を挙げていました。この物語では家出をした主人公の姉弟がメトロポリタンミュージアムにこっそり忍び込むのですが,Uさんは家出をして地元のよく通った図書館に忍び込んで誰にも邪魔されずに本を読んでみたいそうです。
そういえば,最近水族館に泊まったり夜の動物園を開放したりするイベントが実際に開かれていますが,もしかするとこの物語からヒントを得たのかもしれませんね。

3番目は八王子中央図書館司書のHさんが,優しい語り口で「冒険者たち」を紹介してくれました。この物語は「ガンバの冒険」というタイトルでTVアニメ化もされていたそうです。

Hさんの発表はまるでお話を聞いているかのような,心地よい気持になりました。

4番目はこのイベントの主催である「八王子子ども文庫連絡協議会」のOさんが,「つまらなそうだけどとりあえず読まなくてはいけないので仕方なく電車の中で読むことにした」という「べんり屋,寺岡の夏。」です。
一番心に残った一文と,不覚にも電車の中で涙してしまった部分の紹介をしてくれ,そのエピソードが私にもピタリとはまり,とても読みたくなったので,私はこの本に投票しました。

それにしても,本のタイトルに句読点があるものって珍しいですよね。

5番目は同じく「子ども文庫」のIさんで「チキン・サンダ―」を情熱たっぷりに紹介してくれました。戦争や人権差別など考えさせられる絵本だそうです。絵もきれいでインパクトがあるなあと思いました。同じ著書の絵本をもう2冊持っての登壇だったのですが,そちらの本も是非読んでみたいです。

6番目は図書館に関する本を探していて出会ったという「晴れた日は図書館へ行こう」をTさんが紹介してくれました。
図書館の裏話的なことも物語に絡めてあるそうで,本好き,図書館好きにはぴったりの本ですね。

そして,今日はとてもよい天気だったので,今日のキャッチコピーのようなタイトルだなあと思いました。

さて,他の方の発表をドキドキしながら聞き終えて,やっと私の番が回ってきました。紹介したのは「天使のかいかた」です。
観戦者にもう少し子供が多いことを想定して台本を考えていたのですが,私が発表の時は子どもは1人もいなかったので,ちょっと残念でした。

天使のえさはたいていの人は簡単に手に入るもので,しかもお金がかからないのですが,ちょっとした出来事でそのえさをちゃんと準備できなくなってしまうのです。そのえさとは…知りたい人はこの本を読んでくださいね。とても読みやすいし,ちょっと考えさせられるところもあり,心が温かくなりますので,子どもには勿論,大人の方にもおススメです。

 

最後は気になる投票…見事チャンプ本に選ばれたのは…

Tさんが紹介した『「希望」という名の船にのって」』でした。

著者の森下一仁氏はこの近辺に在住だそうなので,これをきっかけにこの図書館に呼んで講演会など開いてほしいとTさんがおっしゃっていました。もし実現したら素敵ですよね。

 

※著者のブログには「野川」が出てきたり「家の近くに三鷹通りと佐須街道が交差するところがある」というような記述があるので,調布市佐須町あたりにお住まいがあるのではと思います。あくまで推測ですが…

 

今回の選書に当たっては,あまり場所がらなどのことを考えなかったのですが,図書館の外ではイチョウ祭りが開催中で,ちょうどクラシックカーパレードが行われていました。

イチョウや黄色にまつわる本か,クラシックカーにあやかって「チキチキバンバン」を紹介すればよかったなあと思いました。

よし,次回はもうちょっとその辺のことも考えて選書しよう…なんて,どんどんビブリオバトルにはまっていきます…。

 

ビブリオバトルin有隣堂 第8弾  バトラー参加

場所 有隣堂本店別館2F

日時 10月19日(土)15:00~

テーマ 「映画,横浜,OLD&NEW」よりいづれか。

バトラー 6名
観戦者 約30名

 

 横浜の老舗書店主催のビブリオバトルに参戦してきました。

 簡単なルール説明のあと,バトラー6名の簡単な自己紹介と順番決めのくじ引きがあり,私は4番目に発表となりました。

 最初は「指輪物語」(J.R.R.トールキン/作,評論社文庫)をおススメするMさん。
 超長編であるので読む時のモチベーションを保つ難しい点があることを正直にお話ししたうえで,10の質問なども交えて,「こういう方はこういう読み方を」という薦め方で興味を持たせる工夫をしていました。

 発表後のディスカッションでは,発表の中で名前が出たゲームについての質問などもありました。全部読むのにどのぐらいの時間がかかったかを聞きたかったのですが,時間切れで次の方へ交代です…残念。

 

 2番手は「映画」と「OLD&NEW」の二つのテーマに絡めてIさんが発表。お薦め本は「バットマンになる スーパーヒーローの運動生理学」(E.ポール.ゼーア著)です。
 同じスーパーヒーローでも,スーパーマンやスパイダーマンと違うところは「普通の人間」であるところというのをまず強調し,映画や漫画のバットマンのエピソードや新旧のバットマンについてなどについての話などもありました。

 原作も映画も観てみたいと思わせ,そしてもちろんこの本も,私は一番「読んでみたいなあ」と思わせる発表でした。

 ディスカッションタイムでは,「意地悪な質問はしないこと」というルールなのですが,取り方によっては意地悪というか,ぱっと答えるのが難しいと思えるような質問が投げかけられたのですが,Iさんはさらりと的確な答えをしていました。きっとこういった場に慣れていることに加え,バットマンをこよなく愛し,本書をよく読まれているのだと思います。

 お次は「ビブリオおじさん」との愛称でも呼ばれているEさんがおススメする「横浜謎解き散歩」(新人物文庫)です。
 ガイドブックのような入門書のような本なので,86項目もある「謎」の中から,いくつかをピックアップして紹介するという,王道的な方法で本書の魅力を伝えていました。

 横浜みなと映画祭の実行委員を始め,いろいろな活動を本職のほかにされているそうで,Eさん自身も謎が多く,非常に興味深い方です。

 さて,いよいよ4番目,私の発表です。
 紹介した本は「キミちゃんとかっぱのはなし」(ポプラ社)です。

 ただ絵がきれい,お話が面白いだけでは「絵本は子供のモノ」というイメージで終わってしまうので,作者の紹介やこの本が描かれた当時の横浜のようす,場所がらならではの話などを織り交ぜて,大人でも楽しめる内容であることを意識した発表をと心がけたのですが,うまくつたわったでしょうか。

 当然,絵本の強みは「絵」なので,ビブリオバトルではちょっとずるいかもしれませんが中身のチラ見せや読みあげもしました。

 観戦者の方々も,このビブリオバトルは何度も経験している方が多いのでしょう。適度に反応を示して下さり,とても発表しやすい雰囲気を作ってくれているのがわかりました。

 質問では,どのようなきっかけでこの本を見つけたのかということも聞かれました。

 とてもうれしい質問でしたが,うまく整理して答えられなかったのが反省すべき点です。

 

 5番目はNさんより「4522敗の記憶」(双葉社)の発表です。
 高校の先生をしていらっしゃるというNさん,さすが声がよく通り,わかりやすく,説得力のあるプレゼンでした。

 「できの悪い子供ほど可愛くて応援したくなる」というたとえが印象的でした。

 また「これほど負けにこだわった本はないのではないか」という言葉も,この本への興味をより強くしました。

 

 最後はOさんによる,原作も映画も面白いという「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫)です。

 映画のプロデュースをされているというOさんの発表は,的確でわかりやすく,本への興味をそそられました。

 ただ,私はすでにこの本を読んだことがありました。Oさんならではの本書の楽しみ方の紹介があれば,迷わず一票を入れていたはずです。

 質問で,本書とは関係ないのですが,映画業界に進むきっかけとなった映像作品を聞いてみたかったです。

 全員の発表とディスカッションタイムが終了したところで,バトラーが各自の選書を持って前に立ち,もう一度司会者からタイトルの発表があった後,バトラーは後ろ向きとなって挙手による投票が始まります。

 この時,バトラーも自分の本以外の本に一票を入れるのがルールです。

 そして結果は…「バットマンになる」と「キミちゃんとかっぱのはなし」が同数票を獲得し,決選投票の結果「キミちゃんとカッパのはなし」がチャンプ本として選ばれました。

 これぞ「ビギナーズラック」です。紹介された本は会場に用意されていて,その場で購入していくことができるようになっています。読みたい本をすぐ手にとってもらい,自分のモノにしてもらえるのは本屋さんの強みですね。

 私は図書館で借りて来たのですが,自分にとっては縁起の良い本なので,自分で薦めた本を買って帰ることにしました。

 本屋さんの策略にまんまと引っかかってしまったかも…なんてことはこの際考えないことにします。

 私が買った本と併せて5冊準備してあった「キミちゃんとかっぱのはなし」は当日完売とのことで,なんだか鼻高々です。

 この日の選書は各バトラーさんの直筆ポップが付けられて,しばらく店頭に並ぶんだそうです。

 

 本の紹介という点ではブックトークと同じような気がしますが,ビブリオバトルはより「人」の個性が強く出て,その後のコミュニケーションを盛り上げるゲームであることがわかりました。

 ビブリオバトルはまだまだ知名度が高くないそうですが,多くの方に知ってもらい,たくさんの方に挑戦してもらえたらよいですね。

 

 初参加で初参戦という無謀な挑戦でしたが,思い切ってやってみてよかったと思います。もちろん,また挑戦したいです。

夏休みとくべつおはなし会開催

場所 横浜市立神奈川図書館 会議室

日時 8月20日(火)15:00~15:30

対象 小学生

テーマ「かわ」

  横浜市立神奈川図書館の会議室が「おはなし会」の会場です。窓の外ではセミの鳴き声が降りしきっていますが,涼しく快適な会議室の床にはゴザが敷かれ,館内放送の案内に誘われて,ぼちぼち子供たちが集まり始めます。

 まずは目ざとく部屋の隅に置かれた飯台(本当は桶がよかったのですが…)に張られた水を見つけて,「何これ?」「何するの?」…首から下げたあやとりのひもを見つけて,「何それ?」「何するの」…と子供たちは盛り上がりますが「それは始まってからのお楽しみ」と大人の余裕ではぐらかします。

 少し時間が過ぎましたがいよいよ始まりです。

 総勢16人の1~3年生の子供たちと,学童保育の引率の先生,私の学校ボランティア仲間のAさんが参加してくれました。

 個人情報などの関係で,写真は私しか写っていないのが残念ですが,ゴザに靴下を脱いで座った子供たちがくつろいでいます。

 始まりの合図にソプラノリコーダーで♫おお牧場はみどり♫の一節を吹きます。

 そう,「雪が解けて 川となって 山を下り 谷を走る 野を横切り 畑潤し 呼びかけるよ 私に」の部分です。

 今日は「川」がテーマですから。でも,誰にもつっこまれなかったので,誰も気付いていないかしら。

 緊張して手が震えてしまうので,まだまだ修行が必要です。

 まずは川が出てくる代表的なお話「ももたろう」のクイズです。

 「ももたろう」の一節「おばあさんが かわで せんたくを していると おおきなももが ○○○○○ とながれてきました」の○の部分は何でしょうというクイズです。

 満場一致で「どんぶらこ どんぶらこ」ということで,用意した8冊の本で答え合わせです。初めはみんな自信満々ですが…。

 だいたいの予想はつくでしょうし,このクイズはまたの機会にやりたいので詳しいことは内緒にしておきますが,みんな盛り上がって声をあげて笑っていましたよ。

 

 お次のプログラムは「題名をつけよう」。題名を隠した絵本を一冊読み聞かせした後に,題名をつけてもらいます。題名当てではなくて,自分で題名をつけるとしたら…ということです。
 図書館などの読み聞かせでは定番の本です。川の舟で出かけるガンピーさんに,子供や動物たちが次々と乗せていってと声をかけて乗せてもらい,はじめは行儀良くしていた子供や動物たちが,最後には大騒ぎして,ふねがひっくりかえってしまい,野原で乾かしてから,みんなでお茶をして,帰りは歩いて帰ってめでたしめでたし「また乗りにおいでよ」というお話です。

 読み終わって真っ先に手を挙げてくれた女の子が「ガンピーさんのふね」という題名をつけてくれて,他の子たちもそれに賛成。本当はほかにも考えて欲しかったのですが,みんな早く正解が知りたいようなので(クイズではないのですが)答えを発表します。

 「ガンピーさんのふなあそび」という題名でした。

 みんなの前では発表してくれなかったけど「さいごにバッシャ~ン」とつぶやいてくれた女の子もいました。

 プログラム3番はみんなのお待ちかね「笹舟づくり」。作り方は「草花遊び図鑑」に載っています。

 思ったより手こずって,思ったより時間がかかってしまいましたが,予想以上にみな楽しんでくれた様子でした。

 みんなでできたものを水に浮かべたいところですが,人数が多いので代表で一人だけ…水に浮かべてさらにテンションが上がります。

 

 さて次は「川は低いところを流れているけど,頭の上にも川が流れているんだよ。知っている?」と質問すると,3年生の男の子が「わかった!天の川!」と答えてくれました。

 そこで,首に下げた長~い4メートルのひも,あやとりの出番です。

 紹介するのは「脳力アップ!あやとり」で,パプアニューギニアに伝わるあやとりです。

 あやとりは日本独自のものではなくて,世界のいろいろな所に広まっている遊びなのですねえ。

 特訓の成果ありで,見事成功!みなさんから拍手を頂きました。

 

 最後は「まあちゃんのながいかみ」という絵本の読み聞かせを(普通に)しました。

 一番前に座っている男の子がページをめくるたびに「ありえないし」「そんなのないし」「そんなわけないし」とぶつぶつリアクションしてくれるのが嬉しかったです。

 

 「ええ~もう終わり?」の嬉しい声も上がり,夏の特別おはなし会は幕を閉じました。また,どこかでお会いしましょう!

 

 また来年もできるといいです。

 今度は何をやろうかなと今から考えます。

 

 ご協力くださった図書館の皆様,来てくださった方々,

ありがとうございました。

しおりプログラム
しおりプログラム
案内チラシ(図書館の司書さん作)
案内チラシ(図書館の司書さん作)

ワンデイ図書館&ブックトーク:テーマ「階段」

 日時 1月13日(日)ワンデイ図書館 11:00~15:00

            ブックトーク 12:00~,14:00~

                  (変更する場合もあります)

 場所 黄金町バザール かいだん広場 

 対象 子供からお年寄りまで

 参加料 無料

 

ワンデイ図書館 「階段」をテーマに選んだ本を閲覧できます。

ブックトーク  「階段」をテーマにブックトークをします。

        クイズやミニワークショップ,絵本の読み聞かせを織 

        り交ぜながら数冊の本を紹介します。

 お気軽にご参加ください。           

ワンデイ図書館で展示した本

おはなしを作ろう「いちまいばなし」ワークショップ

ホンノハシでは,すでに出来上がった物語によって場所や人やモノをつなげていこうという取り組みを行っていますが,物語を即興で作ることによってその場にいる人たちや別の場所をつなげていこうとする取り組みを行っているのがアーティスト佐藤悠さんによる「いちまいばなし」です。

ワークショップに参加して以来,その楽しさと奥深さにすっかり魅了され,微力ながらお手伝いをさせていただいています。

11月25日(日)の午後も,お手伝いをすることになりました。

場所は黄金町バザールです。

皆さんもぜひ,気軽に参加しに来てください。

黄金町バザール2012 期間限定図書館がオープン!

2012年10月19日(金)から12月16日(日)まで開催される黄金町バザールにおいて,期間限定図書館がオープンします。

 この図書館はイギリスから来た3人組のアーティストSubject to_changeによる「LIBRARY PROJECT」という作品の一部です。

 Subject to_changeとは,彼らと観客の相互の関係を反映した作品を作り上げるアート・カンパニーで,参加型のインスタレーションを制作しながら,日本,カナダ,アメリカ,イギリス,ヨーロッパ各地を巡っているそうです。

 そんな彼らのワークショップに,先日私も参加し,一冊は製本から中身の製作まで,もう一冊は中身の製作のみを行い,2冊の本を図書館に収めることができました。

 世界に一冊しかない本に,会期中は図書館で出会えます。

 毎週土曜日には蔵書づくりのワークショップも引き続き開催されるそうです。

 ぜひ,多くの方に足を運んでいただきたい図書館です。

ブックトーク テーマ「川」

 日時 10月14日(日)11:00~15:00の間の30分程度

     (黄金町バザール2012の参加アーティスト佐藤悠さんの

      ワークショップ「いちまいばなし」が行われますので

      それ以外の時間,もしくは少し離れた場所でやらせていた  

      だく予定です。

     ですが,ホンノハシは会場に上記の時間帯はおりますので

     お声掛けくだされば,「いちまいばなし」の 邪魔にならない

     ように配慮しながら,ブックトークなどをすることは可能

     です。

     時間をはっきりお知らせできず,申し訳ありません。)

 

  場所 黄金町バザール 高架下SiteD,かいだん広場 

  対象 子供からお年寄りまで

  参加料 無料

 

 「川」をテーマにブックトークをします。クイズやミニワークショップ,絵本の読み聞かせを織り交ぜながら数冊の本を紹介します。

 お気軽にご参加ください。